判断ミスが増えた経営者は、戦略ではなく体を疑え

朝の光が差す静かな寝室。白い寝具のベッドと窓辺の揺れるカーテン。「戦略を疑う前に、体を疑う。」の見出しを重ねた記事のアイキャッチ

「最近、判断がうまくない」と感じている経営者の方は、案外多いと感じます。

いつもなら即決できる案件で、なぜか迷う。即答した直後に「あの判断、よかったかな」と引きずる。重要な打ち合わせの後、決めたはずのことが、夕方には自信が揺らいでいる。一日の終わりに、頭がうまく回っていない感触が残る。

パブロ

そんな時、社長は何を見直すべきか。今日はその話を書きます。

目次

戦略を見直しても、判断は冴えない

判断ミスが増えたとき、多くの社長はまず戦略を疑います。

情報収集を強化する。判断のフレームワークを学び直す。相談相手を増やす。本を読み直す。コンサルタントに会う。最新のビジネス書を漁る。色々と動きます。

それで一時的に視界が広がる時もあります。

ただ、視界を広げても、判断の冴えそのものは戻らない時期があります。情報量は増えたのに、決められない。フレームワークは知っているのに、当てはめられない。

僕の経験では、ここからが本当の見直しの始まりです。戦略でも、情報でもなく、もっと根っこの部分にこそ、原因はあります。

本丸は、体だった

パブロ

僕自身が倒産前に判断ミスを連発していた頃、いま振り返ると気づくことがあります。

戦略は変わっていませんでした。経営のフレームワークも、相応に身についていました。情報も、十分すぎるほど入ってきていた。

ただ、僕の体は、確実に消耗していました。

  • 睡眠時間は5時間を切る日が続いていた
  • 朝食を抜く習慣がついていた
  • 運動はほぼゼロ
  • 夕方には、頭が霞んでくる感覚があった
  • 一日の最後の決断ほど、なんとなく適当になっていた

同じ戦略、同じ情報量で、判断の質だけが落ちていく。社員から見ると「最近、社長の意思決定がブレている」ように見えていたと思います。

当時の僕はそれを「経験不足」や「決断力不足」のせいにして、もっと学ぼう、もっと情報を取ろうと走り回りました。今思えば、見逃していたのは体からのサインでした。インプットを増やすほど、土台は痩せていきました。

判断力と体の関係

判断力が体の状態に左右されることは、いくつかの研究で示されていると言われています。

  • 睡眠不足が認知機能と意思決定の質を下げる
  • 血糖が低い時間帯の判断は、雑になりやすい
  • 軽い脱水でも、集中力と判断力が低下する
  • 一日の判断回数が増えると、後半の判断は粗くなる(いわゆる「決断疲労」)

これらは医学的な断定ではないにせよ、現場の経営者の感覚と整合する話です。

社員にも家族にも見せない部屋で、夜遅くにメールを返している社長。朝食を飛ばして打ち合わせに向かう社長。エナジードリンクで午後を乗り切る社長。よく見る景色です。

その日の体の状態は、その日の判断の質に、確実に乗ります。社長が抱えている判断は、たいてい一つひとつが重い。重い判断ほど、体の状態の影響を受けやすい。

戦略を読み直す前に、まず昨夜の睡眠と今朝の食事を見直す。これが、判断力を取り戻すための、最初の一手です。

社長が自分の体を測る、3つの指標

木の机に並んだ水のグラス、果物の小鉢、全粒粉のパン、一輪挿し。朝の光が差す静かな食卓

難しいツールは要りません。次の3つを毎日、軽く意識するだけで十分です。

  • 昨夜の睡眠時間:6時間を切っていないか
  • 朝食:何かしら口にして家を出たか
  • 午後3時の頭の冴え方:判断の感触が朝と同じか、明らかに落ちているか

これらが揃わない日は、重い判断を避ける。または、その日の決断を翌朝に持ち越す。意思決定を一晩寝かせるだけで、ぐっと精度が上がる場面が、思っているより多くあります。

「経営は即断即決」と言われがちですが、本当に経営を左右する判断ほど、即断する必要はない。むしろ、即断したくなる時こそ、体が冴えていない可能性を疑う。これは矛盾するようで、長く経営を続けるための一つの軸です。

3つの指標を意識するだけで、判断の質は変わります。逆に、3つが揃わないまま重い決断を続けると、いずれ大きな判断ミスを引き起こします。倒産前の僕が、まさにそうでした。


体は、最後に効く経営資源

戦略でも、情報でも、人材でもない。

社長自身の体が、判断力の本丸であり、経営の最後の資源です。

判断が冴えない時、戦略を疑う前に、体を疑う。

これが、僕が倒産から学んだ「ものごとの順序」の一つです。順番さえ取り違えなければ、社長一人の判断の質は、もう少し穏やかに、もう少し正確に保てます。

派手な打ち手はありません。昨夜何時間眠ったか、今朝何を食べたか、今日の午後はちゃんと頭が動いているか。それを観察するだけで、明日の判断は、今日より少しだけ正確になります。


この記事のまとめ

  • 判断ミスが増えた時、多くの社長はまず戦略を疑うが、本丸は社長自身の体である
  • 倒産前の僕は、戦略は変えていなかったが、睡眠・食事・運動が乱れていた
  • 研究レベルでも、睡眠不足・低血糖・脱水・決断疲労が判断力を下げると言われている
  • 社長が毎日測る3指標は「昨夜の睡眠時間」「朝食」「午後3時の頭の冴え」
  • 体は、最後に効く経営資源。戦略を疑う前に、体を疑う
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この記事を書いた人

「まさか、こんなことになるなんて」と思った瞬間が、僕の人生を変えるターニングポイントとなりました。

20年の経営者キャリア、年商5,000万から15億への成長、そして突如の倒産。これは僕の実話です。しかし、僕は諦めませんでした。地獄のような日々を乗り越え、再び頂点を目指しました。

人生の中で、最も価値のあるものは「経験」です。成功も失敗も、それぞれが僕を成長させてくれました。そして、その経験をもとに、僕はあなたに「真の成功」の秘訣を伝えたいと思います。

僕のストーリーは、ただの成功談や失敗談ではありません。それは、どんな困難にも立ち向かい、常に前進し続けることの大切さを伝えるものです。

あなたも、僕の経験を活かし、自分の人生を最高のものにしてください。あなたの成功を心から応援しています。

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