
幹部社員の裏切りで、事業も資産もほとんど一夜で失った時期があります。そこから2ヶ月で、月収1000万円まで戻しました。その経緯は、別の記事(45億円失った僕が2ヶ月で月収1000万円を取り戻した話)に書きました。
今日書きたいのは、その2ヶ月を支えた、3つの心構えの話です。
パブロ今の自分がある理由に、うまく言葉がつかないまま、しばらく過ごしていました。整理できたのは、少し時間が経ってからです。
頭に血が上った時ほど、動かない
裏切りを知った時、正直かなり腹が立ちました。「なぜ」「許せない」という感情が先に立つのは、自然なことだと思います。
そこで感情のまま動いても、失ったものは戻ってきません。むしろ、前に進むためのエネルギーを削るだけだと気づきました。だから、不条理な出来事に対して「戦う」のではなく、「受け入れて次に進む」ことを選びました。
効果があったのは、頭の中を占めていた感情を、ノートに書き出すことでした。心理学に「筆記開示」という手法があり、感情を言葉にすることで客観視しやすくなる、という研究があります。難しく考える必要はありません。思ったことを、そのまま書くだけで十分でした。
- 誰にぶつけたいのか
- 何が一番悔しいのか
- 本当は何を失うのが怖いのか
書き出してみると、頭の中でぐるぐる回っていた感情が、少しずつ輪郭を持ち始めます。それだけで、心はずいぶん軽くなっていきました。


経験をいったん手放し、ゼロから学び直す
倒産という現実を前に、僕は「ゼロから学び直す」ことを決めました。それまでの経験や知識にしがみつくのではなく、まったく新しい分野を、素直に学び直すことにしたんです。
SNSを軸にした事業で立て直せたのも、年下の人たちから素直に教わったからでした。



年下の人から教わることに、抵抗はありませんでした。元経営者だから、というプライドのほうが、よほど邪魔だったんです。
「元経営者なのに、こんな基本的なことも知らないのか」と思われることもありましたが、そこにこだわりは持ちませんでした。一度決めたことは、周りに何を言われようと貫く。この姿勢があったからこそ、短い期間での立て直しができたのだと思っています。
みんなが下を向いている時こそ、上を向く
多くの人は、困難な状況になると「もうダメだ」と諦めてしまいます。僕は、そんな時こそ大きな機会が転がっていると考えています。
企業再建が難しいと見られていた時期、確かに多くの人は見向きもしませんでした。だからこそライバルが少なく、新しいことに挑戦しやすい環境が整っていたのも事実です。
世間が諦めムードの時こそ、実は一番良い機会が眠っている。そんな視点を持てるかどうかが、その後の分かれ道になるのかもしれません。
感情を鎮め、経験をいったん手放し、逆境の中に目を凝らす。この3つがあれば、たいていの困難はやり過ごせると、僕は思っています。
今、何か困難な状況の中にいる方がいたら、この3つの心構えが、少しでも支えになれば嬉しいです。
この記事のまとめ
- 感情のままに動かず、書き出すことで気持ちを整理する(筆記開示)
- 過去の経験や知識にこだわらず、ゼロから素直に学び直す
- 世間が諦めている時こそ、ライバルの少ない機会が眠っている
- この3つの心構えが、2ヶ月での立て直しを支えた
- 倒産から立て直した経緯そのものは、別記事(45億円失った僕が2ヶ月で月収1000万円を取り戻した話)に詳しく書いている











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