
経営者として20年、育成に特化し売上5,000万→15億達成。
若手経営者の輩出を複数名確立。
倒産を経験し「天国」と「地獄」を経験した事から、
僕に伝えれることを経営者の方々に言語化しようとしている
経営デザイナー@パブロです。
本当に大切な3人の存在が教えてくれたこと
こんにちは、パブロです。
経営者として20年間歩んできた中で、売上5,000万円から15億円まで成長させ、若手経営者の育成にも携わってきました。でも正直に言うと、僕の人生で最も価値ある学びは「倒産」という辛い経験から得たものかもしれません。
今日は、その経験を通して見えてきた「本当の人脈」についてお話ししたいと思います。よくある人脈術の話ではありません。人生のどん底で初めて分かった、心から信頼できる人間関係の本質についてです。
天国から地獄へ – 突然の倒産体験
順調だった事業が一転、まさに「本能寺の変」のような出来事が起こりました。
売上15億円の会社を運営し、ホールディングス化も進めていた矢先の倒産。運転資金として借りていた1億円弱の借入金は、ほとんどが短期借入金でした。経営者として個人保証を立てていたため、会社の倒産は必然的に個人の自己破産も意味していました。
自己破産の日、僕の手持ちは3万円しかありませんでした。
精神的な苦痛は想像を絶するものでした。何日も眠れない夜が続き、何もできない日々を過ごし、薬に頼らなければ生きることすら辛い時期もありました。信頼していた人たちとの別れもあり、「もういっそ…」と思う瞬間もありました。
もしかすると、今この記事を読んでくださっているあなたも、似たような苦しい状況にいらっしゃるかもしれませんね。だからこそ、僕はこの経験を発信することを決めたのです。必ず誰かのお役に立てると信じているからです。
人脈の真実が見えた瞬間
倒産から年収1,000万円に戻すまで、約1ヶ月ちょっとかかりました。現在は年収1億円を目指し、次の段階として5,000万円に向けて仕組み作りを進めています。
この回復の速さは、間違いなく「真の人脈」のおかげです。
でも、ここで大切なことを一つお伝えしたいのです。困難な時期に支えてくれた方々の中には、大きな支援をしてくださった方もいれば、「自分のできる範囲で」向き合ってくださった方もいます。事の大小ではないのです。
一方で、現実は厳しいものでした:
- 去っていった人
- 明らかに冷たくなり、連絡が取れなくなった人
- 興味本位でアクセスしてくる人
様々な人がいることが、体験として本当にはっきりと分かりました。これは決して悪口ではありませんが、「絶対にそうはなりたくない」と心から思います。
本当の人脈は3人だけだった
売上15億円の会社を経営し、経営者コミュニティにも参加していた僕には、多くの人脈があると思っていました。それもかなりの自信を持って。
でも実際に困った時、本当に支えてくれたのは 3人 でした。
3人が少ないということが問題なのではありません。思っていた関係性を築いていた多くの方々が「手のひらを返した」ように去っていったことが、心の深い傷となったのです。
信じていたものに裏切られる気持ちは、本当に辛いものです。あなたも人生でそういった経験があるかもしれませんね。
- 心をえぐられたような気持ちになる
- もう人を信じられなくなる
- 人と会うのが辛くなる
経営者は元々孤独だと言われますが、ここまでの孤独感を味わったのは初めてでした。
誠実性こそが人脈の基盤
僕は「人を120%疑いもなく信じる性格」でした。周囲から「あの人は信じない方がいい」とアドバイスされることもありましたが、一度信じた人を疑うことができませんでした。お人好しなのだと思います。
これには完全なる「強み」と完全なる「弱み」が存在します。
興味深いことに、いわゆるダークパーソナリティの人ほど「仕事ができる傾向」が高く「外向性」も高いため、中小企業では重宝されがちです。僕だけでなく、仲間の経営者たちも:
- お金を不正に使われたり
- お客さんを持って行かれたり
といった被害に遭うのは、まさに仕事ができて外向性が高い人からなのです。
あなたには「するべき苦労」だけをして、最速で成長していって欲しいのです。
そのためには:
- 誠実性の高い人を人脈として大切にする
- 誠実性のない人を排除する
これに尽きると思います。
誠実性を見極める大切さ
僕を支えてくれた3人の「真の人脈」の方々は、明らかに誠実性が高い人たちでした。つまり、経営者が人を見極める一つの指針として「誠実性」は、とても大切な要素なのです。
多くの人は人脈を作る際に:
- 自分にとって得になるか
- 仕事に直結するか
- お金持ちを周りに固める必要性
こういった考え方で関係を築こうとします。
でも、すべての土台は 「誠実性」 であるべきです。
よく自己啓発書で「成功者と付き合え」と書かれていますが、本質に触れずに表面的にやってしまうと痛手を負います。真の成功者とは、お金持ちであるだけでなく「人としての魅力、人間性」も備えた人のことです。
僕の自宅を買い戻してくれた方は年収1億円を軽く超えている方で、「自宅だけでいいのか?」とポンと6,000万円ほど出してくださいました。「パブロくんなら簡単に稼ぐよ!」と言ってくださる姿は、本当にかっこよかったです。
僕もそうなると決めましたし、自分がそう求められたら同じようにしようと決めています。
最後に – あなたへのメッセージ
人生には必ず山と谷があります。順調な時は多くの人が周りにいますが、本当に大切なのは困った時に支えてくれる人たちです。
その人たちを見極める最も重要な基準が「誠実性」なのです。
もしあなたが今、人間関係で悩んでいたり、ビジネスでの人脈作りに迷っているなら、ぜひこの「誠実性」という視点を大切にしてみてください。
数は少なくても、心から信頼できる人との関係こそが、あなたの人生を支える本当の財産になるはずです。
今回の話が、あなたの人生に少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
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それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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